◆【終了しました】教育成果を可視化するための統計手法入門

プログラム名:教育成果を可視化するための統計手法入門―様々な学習評価データを飼いならすには―

【概要】
昨今の高等教育では、学生が何を得たのか、何ができるようになったのかを示す「学習成果の可視化」が重要なキーワードになっています。それに伴って、プログラムレベルや科目レベルで、多様な学習評価のデータの蓄積がされるようになってきました。教育実践に携わる教員のみなさまは、そのようなデータを活用して、ご自身の実践が学生に対してどのような影響を及ぼしたのか、どのような資質・能力を養成したといえるのかといった「教育成果の可視化」をしたいと考えていらっしゃるかたも多いと思います。
本プログラムでは、「教育成果の可視化」に重点を置き、収集した学習評価データに合わせて、あるいは論じたいことに合わせて、統計学的な分析手法を適切に選択し、その結果を妥当に解釈することができるスキルの習得を目指し、講義と実習を行います。
※記述統計学の基本事項(平均・分散・相関係数など)を習得しているかたを対象にした内容です。

【到達目標】
1.様々な学習評価が、それぞれ学生のどのような資質・能力を捉えることに向いているのかを分類・整理したうえで、実際の評価データからその信頼性・妥当性を検討することができる。[評価・測定]
2.特定の教育実践から得られた学習評価データに対して、目的に合わせて適切な統計学的分析を選択・実行し、その結果をフォーマットどおりに記述することができる。[分析]
3.2の結果から、特定の教育実践がどのくらいの効果の大きさを持つのか、どこまで一般化できるのかといったことを妥当に解釈し、教育成果をフェアに検討することができる。[解釈]

【担当者紹介】
斎藤 有吾(新潟大学 経営戦略本部教育戦略統括室 准教授)
京都大学博士(教育学)。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員(DC1)、京都大学高等教育研究開発推進センター研究員、山口大学大学教育センター助教(特命)、京都大学高等教育研究開発推進センター特定助教、藍野大学医療保健学部理学療法学科/教学IR室助教を経て2019年より現職。専門は大学教育論、教育評価論。パフォーマンス評価に代表される質的な評価手法と、心理測定学を基盤とする量的な評価手法の架橋を目指す研究を行っている。その専門性をもとに、多くの教育実践をしつつ、所属大学の教育の特色を活かしながら教職員協働でボトムアップに教育改善の議論をすすめていくための実務に携わっている。

・日時:2020年9月26日(土)13:00~16:00
・方法:Zoomによる同時双方向型オンライン開催
・対象:理工学教育に関わる大学・高専等の教職員
・人数:先着30名程度(希望者多数の場合、理工学教育に携わる教職員の方を優先します)
・費用:無料

【申込方法】
下記よりお申込み下さい。  

受付終了しました。
https://forms.gle/LxCG1cD7qVDUUa357

申込締切:2020年9月12日(土)まで。
※なお、定員に達した場合、早めに申し込みサイトを閉じる場合があります。

【問い合わせ先】
芝浦工業大学 教育イノベーション推進センター事務課
edudvp@ow.shibaura-it.ac.jp