プログラム名:ダイバーシティ講演「ダイバーシティ時代に向けて」
【概要】
組織における多様性への期待は、コロナ禍においてこれまで以上に顕在化している。
いまやSDGsは、組織メンバーのみならず、顧客や取引先からの信頼を獲得する視点として機能し、社会課題への取組はESG投資のように資金調達の外部評価としても重要視されている。同質性による生産力向上より、多様性による創造力と社会貢献に注目されていることを意味する。未曽有の危機的状況とグローバル競争の激しい、まさにVUCA時代において、これまでの成功体験を手放し、疑うことが必要とされている。
多様性(ダイバーシティ)と包摂(インクルージョン)の考え方は、1960年代アメリカで人種や性別などあらゆる差別をなくす運動から始まった。日本では2000年前後から企業の経営改革として取り入れられ、現在ではダイバーシティ経営企業も増加している。
このプログラムでは、組織において多様性が注目される背景とその取組、および大学生の反応などを取り上げる。
1 多様化する社会への対応
・コロナ禍の働き方変化
・多様性ある組織が期待される理由
・新たに注目される多様性
2 ダイバーシティマネジメントの必要性
・共存から価値創出へ
・システムとスキル
3 企業の取り組み動向
4 大学生の反応
【担当者紹介】
小嶋 美代子(芝浦工業大学「ダイバーシティ入門」担当講師)
特定非営利活動法人GEWEL 代表理事/株式会社アワシャーレ 代表取締役
大手IT企業にエンジニアとして入社、金融機関向けシステム開発に従事。先端技術教育や大規模システム導入教育などのプロジェクトリーダー、管理職を務めたのち、ダイバーシティ推進の責任者として牽引。現在は大企業を中心にダイバーシティ経営戦略の支援を中心に活動。
・日時:2020年12月5日(土)13:00~15:00
・方法:Zoomによる同時双方向型オンライン開催
・対象:理工学教育に関わる大学・高専・研究機関等の教職員
・人数:200名程度
・費用:無料
【申込方法】下記よりお申込み下さい。
https://forms.gle/tStt2Wy6sr9uuTdX6
申込締切:2020年11月28日(土)まで。
※なお、定員に達した場合、早めに申し込みサイトを閉じる場合があります。
【問い合わせ先】
芝浦工業大学 男女共同参画推進室
desk-gequality@ow.shibaura-it.ac.jp