理工学教育共同利用拠点の認定について
芝浦工業大学(東京都江東区)教育イノベーション推進センターは、理工学教育のモデル構築とその基本的な枠組みおよび教育手法を国内に浸透させる拠点として、文部科学大臣より教育関係共同利用拠点(大学の教員・職員の組織的な研修等の実施機関)の認定を受けました(認定期間:令和6年4月1日~令和9年3月31日)。これは、各大学が持つ教育施設や機関を他大学にも供することで、大学教育全体としてより多様で高度な教育を目指すための制度であり、私立大学では2校目の認定となります。これにより、本学が目指している理工学教育のモデル構築に向けて、より活発な取り組みとなることが期待されます。
理工学教育共同利用拠点プログラム
芝浦工業大学における理工学教育共同利用拠点研修プログラムは、本学が理工系分野のFD支援に焦点を絞った共同利用拠点を形成し、理工系教育に関わる教職員および組織の能力開発方法や仕組みを広く国内へ浸透させることを目的としています。
芝浦工業大学の理工学教育共同利用拠点の研修プログラムは、以下の4つの領域に分かれています。
※各研修プログラムの詳細はプログラム名からリンク先ページをご覧ください。
- プレFD、入職から3年以内の教員を主たる対象とした能力開発プログラム
- 理工系教育に関わる教員の基礎的・共通的な能力開発プログラム
- 理工系教育の強みをさらに伸ばす能力開発プログラム
- 理工系教育の強みをさらに伸ばす組織開発支援プログラム
特色ある取り組み
2024年度からは上記に加え、組織開発支援として以下のような特色あるプログラムを実施しています。
- カリキュラムの整合性と学修成果の可視化に関するセミナーおよび個別コンサルテーション
- 教育プログラムをより良くするための学生参画に関するセミナーおよび個別コンサルテーション
- 新任研修プログラムの構築の仕方に関するセミナーおよび個別コンサルテーション
プログラム参加で期待される効果
理工学教育共同利用拠点のプログラムに参加することによって、次のような効果が期待されます。
・授業や教育手法の基礎を身につけることにより、授業内容が充実し教育力が向上する。
・学生が積極的に参加する授業の実施や授業外学修を促すことにより、学生が身につける学力の向上や単位の実質化につなげる。
・教職員が協力してFD、SDに取り組むことで、教育機関としての組織力や組織に対する評価の向上につながる。
これからの目標
以上のようなプログラムや取り組みを通じて、理工系教育に関わる教職員の能力開発および組織開発支援を実施していきます。これにより、教育の質を向上させ、理工系教育のさらなる発展を目指します。